ニホンジカの「あき」 お城の動物園で誕生

和歌山市の和歌山城公園動物園で25日、ニホンジカの赤ちゃんが誕生した。

生まれたのは閉園間近の午後4時50分ごろ。居合わせた来園者は母親の「あおい」が出産する様子を見守り、「頑張って!」「もうちょっと!」などと声援を送り、無事に赤ちゃんが出てくると歓声が上がった。

赤ちゃんは雄で、季節にちなんで「あき」と名付けられた。朝晩の冷え込みが強いため、温度管理された隔離スペースで2週間ほど母親と過ごした後、屋外デビューする。

同園では6月にもニホンジカの雄の赤ちゃんが生まれており、ことし2頭目。今回の赤ちゃんを合わせて飼育数は7頭となった。

市和歌山城整備企画課は「小さい『あき』を温かく見守ってあげてください」と話している。デビューの日程は史跡和歌山城のホームページと同園のフェイスブックで公表する。

誕生したニホンジカの「あき」(和歌山市提供)

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