IR誘致推進を決議 9月県議会が閉会

9月定例和歌山県議会は最終日の27日、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致活動を積極的に推進するとの決議を賛成多数で可決した。議案は、7億6721万円を増額する2019年度一般会計補正予算案など知事提出議案40件を原案通り可決、同意し、18年度の決算認定関係2議案を継続審査として閉会した。

決議では、IRについて、新産業の創出や観光振興、雇用拡大、財政改善、人口減少の抑制など、将来の県の発展に多大な貢献が期待できるとし、県による誘致の取り組みを支持し、整備が認められる3カ所の一つに選ばれるよう、「地元の合意形成に向けた誘致機運の醸成を図るなど、IRの誘致活動を積極的に推進する」としている。

国への意見書案は3件で、国土強靭(きょうじん)化や地方創生に資する社会資本整備の推進に対し必要な予算の確保などを求める意見書を全会一致で可決。「高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書」と「水産業の体質強化を求める意見書」は否決された。

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