尊い犠牲に安全誓う 警察や消防の殉職慰霊祭

 殉職した警察官や消防団員を追悼する慰霊祭が4日、和歌山県和歌山市吹上の出雲殿吹上ホールで行われた。

 県警察義勇会、県消防協会が主催。警察、消防関係者や遺族ら311人が参列した。

 慰霊祭は1921年に和歌山城公園砂の丸広場で始まり、90回目。ことし山林火災の消火活動中に亡くなった1人を含む196人が祭られた。

 仁坂吉伸知事は「職に殉じ、勇敢に協力して亡くなられた方々に県民を代表してその名誉をたたえ安全安心な社会実現のために努力することを誓いたい」と式辞を述べた。

 県警の檜垣重臣本部長は「法と秩序の維持、社会正義の実現、人命救助の功績はこれからも輝き続ける。尊い教えを胸に、勇気と誇りを持って県民の安全を守るためまい進したい」と追悼の思いを話した。

 祭壇の前には殉職、殉難した人の名簿が奉納され、参列者が並んで菊をささげた。

祭壇前で追悼の意を述べる檜垣本部長

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