好きな言葉でシルバー書道展 20日まで県文

 第20回全国シルバー書道展和歌山展が20日まで、和歌山県和歌山市小松原通の県民文化会館展示ホールで開かれている。

 (公社)日本書芸院が日々、筆墨に親しむ高齢者の発表の場として和歌山では2年に1度開催している。これまで審査を受ける公募展に出品したことのない60歳以上の作品、全284点が展示されている。

 書は和歌や俳句、ことわざ、格言など作者の好きな言葉が書かれた作品を展示している。

 また10年前から展示されているシルバー世代と家族の絆を深めるための合同作品「心をつなぐファミリー書展」では、表具の中に祖父母と子や孫など2、3世代の書をまとめた作品が36点と過去最高の出品数となっている。

 家族で会場を訪れた淵田孝子さん(62)は「2年前は資格年齢に届かず出品できませんでしたが今回は出品できました。今後は人に教えるまでうまくなりたい」と話した。

 同展事務局の山本清雲さんは「皆さんで楽しめる書道展なので、家族で足を運んでください」と来場を呼び掛けている。

 入場無料。午前10時~午後5時(最終日は4時半)。

作品に見入る来場者

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