男性教諭を懲戒免職 更衣室の女児盗撮で
和歌山県教育委員会は、勤務先の小学校で盗撮を行った疑いで逮捕・起訴された印南町立小学校の男性教諭(27)を17日付で懲戒免職処分とした。
学校人事課によると、男性教諭は7月9日に同校の女子更衣室に置き時計型のカメラ、5日と9日にモバイルバッテリー型のカメラを設置。画像や動画を自身のパソコンに保存していたことから8月12日に迷惑防止条例違反で逮捕され、30日に児童買春・児童ポルノ禁止法で再逮捕された。
7月に小学校は男性教諭の了承のもとでパソコンのデータを調べたが何もなく、置き時計型カメラにも撮影の形跡はなかった。その後、御坊署に捜査を依頼し、ハードディスクやマイクロSDカードから画像や資料が見つかった。
男性教諭は9月19日に起訴され、現在拘留中。「子どもたちに迷惑を掛けて申し訳ない。信用してくれた人にも申し訳ないことをしてしまった」と話しているという。
同校では8月12日に保護者説明会を開催。管理監督責任として、校長は町教委から文書訓告処分を受けた。
県教委では不祥事防止マニュアルと、本年度から事例集を全校に配布。各校で研修を開いており、引き続きわいせつ行為以外の不祥事防止にも取り組んでいきたいとしている。
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