地元の農産物知ろう 粉河保園が柿園見学
和歌山県紀の川市粉河の県果樹試験場かき・もも研究所で15日、粉河保育園の園児37人が柿の品種園を見学する「ふれあい体験」が行われた。
和歌山産の柿は生産量全国1位、桃は全国4位とフルーツ王国を代表する果物。粉河地域の保育園や幼稚園に通う子どもたちに、地元の農産物についての理解を深めてもらおうと、ふれあい体験はことしで9回目となった。
園児は同研究所内で実がなった約100種類の柿を見学。同研究所の主任研究員、和中学さんの説明を受けながら、渋柿の品種、マメガキやアメリカガキなどを手で触って「おいしそう」「食べたい」と目を輝かせた。
見学の後、園児は、県内の主要な品種「刀根早生柿(トネワセガキ)」や黒くて甘い「紀ノ川柿」、梨のような食感の「太秋」、「早秋」、「新秋」の5種類を試食。皆、おいしそうに笑顔で柿を頬張った。
藤田浩貴君(6)は「甘くておいしい。柿大好き」とにっこり。和中さんは「和歌山の柿の甘さとおいしさを子どもたちに知ってもらい、食べてもらえればうれしい」と話した。
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