「憲法を考える県民集会」を開催 ―謙虚に国民の意見を聞く姿勢が重要―

二階 俊博

10月18日に和歌山市において、憲法改正県民会議が主催する「憲法を考える県民集会」が開催されます。私も自民党本部を代表して参加する予定です。当日は、会場があふれるほどの約1000名を超える県民の皆さまがお集りになるとのことで、憲法の歴史から今後のあり方に至るまで、熱心な議論に耳を傾ける機会となると期待されています。
自由民主党からは県選出の全ての国会議員も参加し、多くの市町村長や自民党、公明党の県議会議員の皆さまも出席されます。
自民党は結党以来、「自主憲法の制定」が党是であり、わが国に相応しい憲法について、党内で相当の時間を割き、議論してまいりました。既に、現時点での憲法に対するわが党の考え方は、いわゆる4項目と言われるものですが、これは党大会で了承され、たたき台として、各方面から様々な意見を頂戴致しました。
憲法の理念は言うまでもなく「国民主権」、「平和主義」、「基本的人権の尊重」でありますが、この理念はすでに長い間、日本国民に広く根付いており、今後も末永く守られるべき揺るぎない原則であると考えます。
その上で、国内外を取り巻く情勢や環境は、時代の変遷とともに目まぐるしく変化しています。その変化に対応して、変えるべき部分とそうでない部分について、国民的な議論を深めることが重要ではないかと考えます。
「憲法」というテーマは非常に重要な問題であるだけに、先ず「国会」の場で徹底した議論を行うことで、徐々に国民の皆さんのご理解や共感が高まっていくのではないかと感じています。
国の唯一立法機関である「国会」は、国民の皆様にご判断頂くために、しっかりとした材料を示さなければなりません。そのためには、与野党が胸襟を開いて、忌憚のない議論を行うことが非常に大切です。各党におかれては、多様な意見がありますので、議論を丁寧に行うことは当然であります。
私は自由民主党幹事長として、特にこの点を意識し、国民の皆さんに分かりやすく、ご納得頂ける状況をつくりつつ、国会での議論を前に進めて行きたいと考えています。
また国会の動きと呼応して、各地でこのような集会が、数多く開催されることによって、憲法に対する国民・県民の皆さんのご理解も進んでいくのではないかと思います。
憲法という極めて重要な問題について、お互いの理解を深めていけることは大変嬉しくもありますが、同時に国政に参画する国会議員として大変大きな責任を感じています。
今回の県民集会をきっかけに、県内の津々浦々で、活発な議論が行われることを期待しています。

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