足赤えびの旬が到来 2日雑賀崎漁港で販売

 紀伊水道の名産「足赤えび」の漁が最盛期を迎えるのに合わせ、和歌山県和歌山市の雑賀崎漁業協同組合は11月2日正午から、雑賀崎漁港「出荷場」で鮮魚直接販売(通称「えび祭り」)を行う。

 同漁協は、漁船から新鮮な魚介類を直接販売する取り組みが人気で、11月から4月ごろが主な漁期となる「足赤えび」のシーズンが始まるこの時季の販売は、「えび祭り」として親しまれている。

 「足赤えび」は体長15~20㌢程度、足に紅白の美しい横じま模様があり、小型底引き網漁で水揚げされる。際立つ甘味が特長で、刺し身や塩焼き、天ぷら、フライなどさまざまな料理で楽しめる。

 雑賀崎漁港周辺では、漁師たちが直接販売をPRするのぼりを設置し、当日の準備を進めている。「足赤えび」の他、カマスやマダイ、イカ類、ガンゾウガレイなど季節の魚介類も並ぶ見込み。

 同漁協底引船主会の寺井裕明会長は「新鮮な魚を安く提供するので、ぜひ皆さん来てください」と呼び掛けている。

 当日は売り切れ次第終了する。荒天、不漁の場合は中止。問い合わせは同漁協(℡073・444・2282)。

「足赤えび」と直接販売をPRするのぼりを設置する漁師

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧