神秘的な木の国写す 本紙連載竹田さん個展
本紙に写真紀行エッセイ「木の国悠久の大地」を連載するセイカ㈱専務取締役・竹田元則さん(64)の写真展が19日まで、和歌山県和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国2階ギャラリー龍門で開かれている。竹田さんが常駐し、撮影技術やエピソードなどを聞きながら鑑賞できる。
展示されているのは「夕照の国宝長保寺大門」「熊野古道大門坂」、「那智の流星景」など、臨場感のある写真35点。
竹田さんによると6月の東京、9月の大阪展で特に注目されたのは大門坂の一枚で、杉の幹の黒さがそれまでの雨の激しさを物語り、立ち上る霧とのコントラストで神秘的な世界がより強く印象付けられるという。
掲示は、悠久の大地へといざなうように構成され、来場者らは一点一点に足を止め見入っていた。 大阪府貝塚市から訪れた杉本真由美さんら3人の50代女性は流星を捉えた作品に「引き込まれ、心が洗われました」「熊野古道を歩いているような気持ちになりました」などと笑顔だった。
入場無料。午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。問い合わせは同所(℡073・436・3964)。
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