海南、第三中が優勝 県中学校総体駅伝の部

 和歌山県中学校総合体育大会駅伝競走の部が11月16日、白浜町で行われ、男子の部は海南市立海南中学校、女子の部は2年連続で同市立第三中学校が優勝した。12月1日の近畿中学校駅伝大会、15日の全国大会に出場する。会場はいずれも滋賀県の希望が丘文化公園。

【海南中】
 県大会は白浜空港跡地周回18㌔のコースで行われ、男子で優勝した海南中のタイムは59分00秒。2位の西脇中の1時間0分28秒を引き離し栄光を勝ち取った。

 レースは4区まで西脇と先頭を争うデッドヒート。3区の白樫理雄君(9分53
秒)、5区の上田樹君(9分55秒)が区間1位の快走でトップに立ち、最後は逃げ切った。

 レースを振り返り、陸上部の顧問で全校生徒対象の駅伝部の指導をしている田中啓和教諭(33)は「力のそろったチームなので優勝の期待はしていた。4区までライバルチームに食いつかれたのは予想外だった」、キャプテンの上田君は「明るいチームワークで優勝できてうれしいです」と話した。

 選手は区間順に次の皆さん。

 嶋田聖輝▽三栖滉介▽白樫理雄▽西垣陽詩▽上田樹▽露口大地

【海南三中】
 女子の部で優勝した海南三中のタイムは44分22秒。2位の下津二中に16秒差をつけてゴールした。

 レースは1区、牧原優羽さんが5位に入り込み2区の前田暁帆さんが区間1位の快走(7分16秒)で2位と順位を上げ、3、4区ともに区間2位のタイムでトップをキープ。5区では下津二中の激しい追い上げに1度は先頭を譲ったものの、落ち着いて首位を奪い返した。

 レースを振り返り、陸上部の顧問で全校生徒対象の駅伝部の指導をしている森下茂行教諭(45)は「2連覇のプレッシャーにはチャレンジャーとして臨むよう、声を掛け続けた」、キャプテンの3年神出萌さんは「レース中は後ろの足音や息遣いが聞こえたので必死でした。アンカーが楽になるよう、力を出し切りました」と笑顔だった。

 選手は区間順に次の皆さん。

 牧原優羽▽前田暁帆▽出﨑香菜▽神出萌▽小岩屋結希

ゴールテープを切る海南中の選手㊧と2年連続優勝を飾った海南三中の選手

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧