飲酒、ながら運転ダメ 岩出で交通安全啓発

 「わかやま冬の交通安全運動」(1~10日)に合わせ、岩出署は4日、和歌山県岩出市大町のマツゲン岩出店と同市中迫の国道24号備前交差点で街頭啓発活動を行い、市民やドライバーの交通安全意識の高揚を図った。

 署員や市交通安全推進協議会、市交通指導員会、市交通安全母の会員ら約50人が参加した。

 同店で中芝正幸市長と中島康仁署長があいさつし、参加者は啓発活動を開始。買い物客に啓発グッズ約200セットを手渡し、交通事故防止を訴えた。

 同署は、市内の国道24号(那賀高校前交差点から中黒交差点までの約4㌔)を「追突警戒エリア」に指定。人身事故と物損事故の両方を集計した昨年の「交通事故多発交差点」ランキングで、備前交差点が県内ワースト1位(36件)だったことを踏まえ、ことし9月には同交差点を含む7カ所に目立つ青いラインと「追突警戒エリア」の文字を記し、事故の減少に努力してきた。

 ことしは11月末現在の同交差点での事故件数が27件(前年比5件減)と減少傾向になっている。

 この日は中島署長らが国道沿いに立ち、「追突注意」と書かれたハンドプレートをドライバーに見せて安全運転を呼び掛けた。

 同署の岡本光泰交通課長は「年末年始はお酒を飲む機会が増えると思う。飲酒運転は絶対にせず、早めにヘッドライトを点灯し、スマートフォンなどの〝ながら運転〟をしないようにしてほしい」と話していた。

備前交差点で事故防止を呼び掛ける中島署長㊧ら

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