共生社会の実現へ チャレンジド賞12人を表彰

障害を前向きに捉え、生き生きとした生活を送る人をたたえる「紀の国チャレンジド賞」と、障害者の生活を支える人に贈る「紀の国チャレンジド・サポート感謝状」の授与式が6日、和歌山県和歌山市の県庁正庁で行われ、仁坂吉伸知事が受賞者12人に表彰状を手渡した。

ノーマライゼーション社会の実現を図るため、2003年度から実施。障害を克服し、自立更生の成果が顕著な人に贈る「自立更生者賞」、障害を前向きに捉え、他の障害者に夢を与えた人への「チャレンジ賞」、個人の自立更生や障害者福祉団体などの発展に寄与した人に対する「更生援護功労者」、長年障害者の生活を支える家族に贈る「ファミリーサポート功労者」の4賞で表彰。

仁坂知事は「今日までの皆さんの功績に敬意を表したい。県では今後も支援するとともに、障害の有無にかかわらず県民が支え合う社会づくりに取り組んでいきたい」と式辞を述べた。受賞者を代表し、北山尋唯さん(51)は「受賞者の立場はさまざまだが、こうして評価されたことはうれしい。これからも共生社会のため、多くの人に夢と希望を与えるために頑張りたい」とあいさつした。受賞者は次の皆さん。

【紀の国チャレンジド賞】〈自立更生者賞〉北山尋唯▽網代定子〈チャレンジ賞〉児嶋淳▽鈴木淳仁▽上森力▽上田榮子

【紀の国チャレンジド・サポート感謝状】〈更生援護功労者〉松下淳二▽吉田稔▽梶原政義▽原美知子〈ファミリーサポート功労者〉峯悦子▽吉村栄美

紀の国チャレンジド賞の皆さん

紀の国チャレンジド賞の皆さん

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧