手作りの菓子贈る 大阪ガスが福祉施設を訪問

大阪ガス㈱南部地域共創グループ(大阪府堺市堺区)は5日、和歌山県和歌山市内の二カ所の福祉施設にクリスマスの手作り菓子を寄贈した。

Daigas(大阪ガス)グループが1981年に始めた「“小さな灯”運動」で、地域社会に貢献する企業ボランティア活動の一環として毎年行っているもの。同社社員が自社カレンダーを購入し、その売り上げなどから手作り菓子の材料を購入している。

児童養護施設・旭学園(同市冬野、井口弘理事長)と医療型障害児入所施設・愛徳整肢園(同市今福、塩崎時子理事長)の訪問前日に、大阪ガスクッキングスクール淀屋橋にて一般公募のボランティアと同社社員を含めた約60人でカップケーキを作った。そのうちの60個ずつと自社カレンダー10本、手ぬぐい20枚、備蓄用菓子40缶をそれぞれ両施設へ寄贈した。

愛徳整肢園では肢体が不自由な子どもたち約30人が寄贈式に出席。同社和歌山地区支配人の高橋聖さんから菓子が手渡されると、子どもたちは笑顔で応えていた。またそのお礼に高橋さんにクリスマスツリーをかたどった色紙が贈られ、子どもたちは「たき火」を合唱して感謝の気持ちを伝えた。

同園の巽大輔さんは「12月に入ってみんな、大阪ガスの方が来るのを心待ちにしていました。子どもたちは社会との交流の場がないので、来ていただいて大変感謝しています」と話した。

子どもに菓子をプレゼントする高橋さん

子どもに菓子をプレゼントする高橋さん