交通ルール守るには 高校生が活発に意見交換
高校生が「どうすれば交通事故はなくなるのか」をテーマに議論する交通安全意見討論会が7日、和歌山西署で開かれた。同署管内の高校5校の生徒が参加し、交通ルールへの意識について話し合った。
交通安全運動の一環として7月、9月に実施され、今回で3回目。最後の討論会となったこの日はこれまでの討論内容を踏まえて「なぜ人はルールを守らないのか」という議題で生徒が意見を出した。
生徒はそれぞれの学校での取り組みや学校周辺の交通事情を振り返り、生徒に「事故に遭わないだろう」という意識があること、ルールを守るべき理由が判然としていないこと、誰も見ていなければルール違反してしまう心理など理由を発表。鉛口恵吾署長は「なぜルールを守らないのかという問題に正解はない。知識があれば正解への選択肢が増える。複数答えがある問題には、自分の知識を増やして一番正しいと思うものを探してほしい」と生徒に語った。
和歌山信愛高校2年の柴田朱音さん(17)は「他の人の発表を聞いて、そういう視点があったのかと参考になった。せっかく参加していろいろな意見を交わしたので、自分も家族も友達も交通ルールが守れるように働き掛けたい」と話していた。
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