年齢や障害越えて楽しく サッカーの交流会

和歌山県立和歌山ろう学校(三反田多香子校長)と紀北支援学校(米田良博校長)、三菱電機㈱冷熱システム製作所(加賀邦彦所長)による「いきいきサッカー交流会」が7日、和歌山市砂山南の和歌山ろう学校で開かれた。

年齢や障害を越えた交流をスポーツを通して深めようと始まり、ことしで20年目。1回目にはALT(外国語指導助手)の外国人教員や少年サッカーチームも参加し、以来長い活動を目指して毎年続けている。ろう学校の中学から専攻科の生徒、紀北支援学校サッカー部で活動する中高生、同社社員や教職員の6チームが試合を行った。

試合では大人も子どもも関係なく、ボールを追ってコートを疾走。冬空の下、保護者らの声援が響いた。

ろう学校中学部3年の中野麒和君(15)は「学校では中学、高校部が一緒にサッカーすることがあるけど、他の人と試合するのはやっぱり楽しい。上手な人もいるので刺激をもらえる」、三菱電機㈱冷熱システム製作所の北岡芳紀さん(44)は「20年も続けられたのは両校の協力があったから。毎年交流することで、子どもたちの成長が見られるのも楽しい。これからも続けていきたい」と話していた。

試合後には交流会20年記念のセレモニーが行われ、ろう学校から同社へ感謝状が贈られた。

生徒と大人が全力で勝負した

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