青洲の功績を英語で 荒川中生が紙芝居披露
紀の川市立荒川中学校の英語グループの生徒9人は16日、同校の図書館で紙芝居「華岡青洲の一生」の英訳による発表会を開いた。
青洲について学びを深め、海外の人にも功績を英語で紹介できるようにと初めて実施。2016年に県立那賀高校の生徒が制作した作品を基に、10月から同市地域おこし協力隊の尾方千春さんと英訳プロジェクトを進めてきた。
発表会には和歌山県立図書館と同市立河北図書館の職員ら4人が参加。生徒は順番に青洲の生い立ちから医師を志したきっかけ、母と妻の献身的な協力の下、マンダラケを主成分とする麻酔薬「通仙散」を完成させ、世界初の全身麻酔による乳がん摘出手術を成功させた功績を流ちょうな英語で伝えた。
部長で2年の水内麻奈未さん(14)は「英訳するのは大変だったけど、一つの形になってうれしい。もう一度、青洲について学び直したい」と笑顔だった。
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