年の瀬に愛の物資 更生保護女性連盟が贈る

 受刑者や更生保護施設で暮らす人への「愛の物資」贈呈式が20日、和歌山県和歌山市二番丁の和歌山保護観察所で行われた。

 県更生保護女性連盟(石谷秀子会長)が毎年実施し、39回目。立ち直り支援の一環として会員約2300人が集めた物資を、和歌山刑務所をはじめとする13の施設や団体、個人に贈る。ことしはそれぞれの要望に合わせて辞書や送風機、タオルや洗剤が贈られた。

 贈呈式には各施設や団体の代表者と同連盟の各地区から約50人が出席。石谷会長が「毎年何を差し上げたらよいかを考えている。ささやかなものですが、私たちの心を受け取ってもらえたらという気持ちでいっぱい」とあいさつし、和歌山保護観察所の岡田和也所長は「物資一つひとつに会員皆さんの愛情が感じられる。人と社会を明るくしたいと受け継がれてきた連盟の歴史とともに、これからも素晴らしい事業を続けてもらいたい」と感謝を述べた。

施設の代表者らに目録を手渡す石谷会長㊨

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧