IR推進へ合意形成を重視 会見で尾花市長

和歌山県が和歌山市の和歌山マリーナシティに誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、尾花正啓市長は26日、「カジノは外国人専用が最良」との自身の認識に変わりはないとした上で、「国の基本方針案を見ても、現実に合わないのも事実だ」と述べ、地域の合意形成を重視し、市が地元同意を求められる段階になれば、市議会の同意を得る手続きを踏む考えを示した。

同日の定例記者会見で尾花市長は、IRの推進に賛成の立場を示し、「地域にとって大きなインパクトがある。今までにないスケールや質のものが来ることになり、大きな夢にもつながる」と発言。一方で、ギャンブル依存症などへの不安の声があることから、合意形成が大事だとし、「独断で決めるのは危険。議会の同意も頂くのが筋だ」と述べた。

また、IR参入を目指した中国企業から賄賂を受け取った容疑で秋元司衆議院議員が逮捕された汚職事件については、「IRと事件の関連はまだよく分からないが、非常にイメージが悪い。大切な時期に残念な事件だと思う」とした。

ことしの漢字「和」来年は成長に弾みを

年内最後の会見となり、「ことしの漢字」を問われた尾花市長は、令和、和歌山、和歌の浦などの「和」と答えた。

和歌山信愛大学の開学で市の誘致大学が二つになったことなどを例に、「いろんな意味で『和』が成長した年」とし、南海和歌山市駅の複合施設オープンや東京五輪・パラリンピックなどを控える来年について、「しっかりと成長に弾みをつける年、それを福祉に結び付けていく年にできれば」と意気込みを話した。

自身が選ぶことしの漢字「和」を色紙で示す尾花市長

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