放水に虹のアーチ 紀の川市消防団が出初式
紀の川市消防団の出初式が5日、同市花野の市民体育館で行われた。消防団員710人が参加し、放水や車両の行進を披露した。
体育館での式典では勤続20年の団員22人が和歌山県消防協会総裁表彰、17年の団員41人が那賀地域消防協会会長表彰を受けた他、全国女性消防操法大会に出場した団員に記念品が贈られた。井尻智久団長は訓示で「昨年は各方面隊での活動の他、近畿大学生物理工学部の学生分団結成、女性分団の全国大会出場もあった。災害時に中心となって活動するのが消防団であり、地域の防災力の中核を担う存在。団員には一層訓練に励み防災力を強化し、活躍することを期待したい」と述べた。
式典後は、駐車場から本部と方面隊の積載車がサイレンを鳴らしながら行進。各隊の団員が放水し、市民らは勢いのよい水としぶきの中に浮かぶ虹を眺めていた。
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