110番の適切な利用を 県警がイベントで啓発
「110番の日」の10日、和歌山県警は通報の適切な利用を呼び掛けようと、和歌山市中野のスーパーセンターオークワパームシティ和歌山店で広報活動を行った。
県警本部通信指令室、和歌山北署や県警音楽隊、関係団体などから約100人が参加。買い物客に啓発グッズ340セットを配布し、白バイやパトカーの展示もあった。
マスコットキャラクターのきしゅう君も登場。ジストホールのコンサートでは、通信指令室員による正しい通報の実演が行われ、何があったのか、どこであったのかなど指令員の質問に落ち着いて答えるように呼び掛けた。
県警によると、昨年1年間の通報件数は7万1024件で前年より1996件減。うち有効な通報は5万7537件、いたずらや間違い電話など非有効な通報は1万3487件だった。警察署の電話番号と勘違いしてかけたり、不要不急の用でかけたりする通報もあるという。県警では緊急時以外の相談には専用ダイヤル「#9110」の利用を勧めている。
県警本部通信指令室の土井和也室長は「110番は急を要する事態の電話。緊急時の対応に専念するためにも、相談やそれ以外の問い合わせは最寄の警察署や専用ダイヤルにかけてもらいたい」と話していた。
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