気軽に水使って 本町の善称寺が井戸開放

和歌山市広域の断水に備え、同市本町の善称寺(宇治田真宣住職)では、17日から境内の井戸を開放している。

同寺は断水の対象地域ではないが、周辺の住宅は対象地域。応急給水の場所も大量の水を運ぶには遠く、境内の樹木を管理しているスタッフの家も断水することから、困っている人も多いだろうと開放を決めた。

井戸水は墓の掃除や花の水遣りなど外回りで使っており、家庭でもトイレや風呂に使用できる。飲用は不可。

井戸は24時間いつでも蛇口から水をくむことができる。断水終了まで開放。宇治田住職は「この地域では最寄りの給水所が遠い人もいる。気軽にくみに来てもらい、井戸水を役立ててもらえるとうれしい」と話している。

「井戸を役立てて」と呼び掛けている

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