持続可能な地域へ 和歌山市SDGs推進ネット設立

国連の持続可能な開発目標(SDGs)を推進するため、和歌山県和歌山市は20日、同市二番丁の和歌山地方合同庁舎で「市SDGs推進ネットワーク」の設立総会を開き、SDGsの目標年である2030年に向け、官民参加のパートナーシップで持続可能な地域社会をつくることを宣言した。

市企画課によると、同ネットワークは市内での活動を活性化させるため、市が和歌山財務事務所、㈱紀陽銀行、きのくに信用金庫と設立協議を進めてきた。同日時点で96の企業や団体が会員、3団体がパートナーとして参加した。

設立総会では同ネットワークの会長に㈱島精機製作所の島正博会長が選出され、「オール和歌山で地域の課題の解決を図るとともに、将来を担う人材の育成に力を入れながら活性化とさらなる発展を目指し、取り組んでいきたい」とあいさつした。

市SDGs宣言では「豊かな自然環境の継承」「みんなが暮らしやすい地域社会の実現」「域内経済の好循環実現と未来に向けた人材の育成」を掲げた。今後は勉強会やセミナーなどの活動を通じてSDGs実現への取り組みを広げていく。

この日は総会に続き、セミナーと交流会も開かれた。選出された役員は次の皆さん。

【会長】島正博(㈱島精機製作所会長)

【幹事】木村太郎(㈱インテリックス取締役)▽佐久間正(花王㈱和歌山事業場コーポレートコミュニケーション部門広報部(和歌山)課長)▽北野充彦(きのくに信用金庫地域サポート室長)▽高田英澄(㈱紀陽銀行広報・CSR推進室長)▽花田一夫(財務省近畿財務局和歌山財務事務所所長)▽比嘉克久(㈱サイバーリンクス公共クラウド事業部公共営業部長)▽西平都紀子(㈱信濃路社長)▽和田敏昭(㈱島精機製作所総務人事部総務グループ次長)▽大地隆司(太洋工業㈱総務部次長)▽関博行(東洋ライス㈱取締役企画広報部長)▽大野大輔(日本たばこ産業㈱和歌山支店長)▽有井安仁(㈱PLUS SOCIAL取締役)▽三木保人(三木理研工業㈱専務)▽菊川淳(三井住友海上火災保険㈱和歌山支店和歌山支社長)▽山本理恵(学校法人山本学園IBW美容専門学校副校長)▽大山輝光(和歌山信愛大学副学長)▽吉田誠(和歌山市企画課長)▽惠下隆(和歌山大学副学長)▽山下建藏(わかやま農業協同組合常務理事)

SDGsの17の目標のロゴなどを手に、賛同メンバー

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