古伊賀に新感覚添えて 新佳三さん茶陶展
「新春記念伊賀新佳三(あたらし・けいぞう)茶陶展」が26日まで、和歌山県和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国2階「ギャラリー龍門」で開かれている。
伊賀焼は桃山時代の茶陶伊賀をいい、伊賀の領主だった筒井定次により焼かれたもの。耳付花入や耳付水指が有名。
新さんは1948年、大阪生まれ。72年に加守田章二氏の紹介で益子塚本製陶所研究生となり、74年には土を求めて伊賀上野三軒窯に入った。81年に伊賀町に光林窯を築き、2002年にはアメリカのシアトルで陶芸ワークショップを開催。08年には奈良の春日大社で伊賀花入を奉納するなど国内外で活躍している。
今回の展示会では、茶入れや菓子鉢、水指など約70点を展示している。
新さんは「桃山期の香り高い古伊賀に現代感覚を加えながら、飽くなき追求をした作品が並んでいます」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は午後4時)まで。
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