社会復帰と自立へ 刑務所で合同企業説明会

受刑者と企業のマッチングを図る合同説明会が24日、和歌山県和歌山市加納の和歌山刑務所で行われた。就労希望の受刑者21人が参加し、県内外の参加企業から話を聞いた。

企業の情報を知り、就職先とのマッチングを創出しようと開催。企業ごとの説明会は度々行うが、合同説明会は年に1回ほどのペースで開催。和歌山市の食品卸問屋、㈲丸三商店や大阪府守口市の介護事業、aise㈱げんき屋グループなど4社が参加した。

各企業はそれぞれの仕事内容や職場の雰囲気、引越しの支援や職場の先輩のサポートなど福利厚生の取り組みを説明。参加した受刑者は各社のブースを順番に回り、必要な資格や勤務時間などの気になる点について質問していた。

首席矯正処遇官企画担当の前田茂さんは「このような形で今後も参加企業を増やし、開催回数も増やして充実した就労支援をしていきたい」と話していた。

企業ブースで仕事の説明を聞く受刑者(※画像を一部加工)

企業ブースで仕事の説明を聞く受刑者(※画像を一部加工)

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