県庁に相談窓口 各保健所も対応時間延長

新型コロナウイルスの感染者が県内で初確認されたことを受け、和歌山県は14日、県庁健康推進課に専用相談窓口を開設。すでに設置していた県内9保健所(支所含む)の窓口の一部も時間を延長して対応し、和歌山市は相談用の電話回線を増設する。

13日夜に県内での感染確認が発表されて一夜明けた14日、岩出保健所(岩出市高塚)では午前9時から正午までに、管内の住民から約10件の相談が寄せられた。内容は「済生会有田病院に身内が入院していて、見舞いに行ったが大丈夫か」「どういう対応、対策をすればよいのか」などで、不安が広がっているとみられる。

同保健所は「手洗い、うがい、マスクの着用をして、自身の健康状態を確認してほしい。感染が疑われる場合は極力外出を控え、保健所に相談してほしい」としている。

いぬい内科呼吸器内科クリニック(海南市名高)乾宏行院長 感染防止対策はインフルエンザウイルス感染と同様に手洗いが重要。マスクは飛沫感染、接触感染に有効だが、マスクを外す際に表面に触れないように注意してほしい。特に高齢者や持病のある人は重症化しやすいので注意が必要。しっかりと栄養と睡眠を取り情報に惑わされることなく一人ひとりが感染予防策を講じてほしい。

県庁健康推進課に設置された専用相談窓口(14日午後3時ごろ)

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