子どもの受け入れを 臨時の市町村教育長会議

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、学校が臨時休校になったことを受けて、臨時市町村教育長会議が2日、和歌山県和歌山市茶屋ノ丁の県自治会館で開かれた。日中に面倒を見てくれる大人がいない共働き家庭やひとり親家庭などの児童らのために、学童保育とともに、学校でも子どもたちの居場所づくりへ協力が求められた。

宮﨑泉教育長は「これまでに経験のない一斉臨時休校だが、子どもたちに最良と思える対策に一緒に取り組んでいきたい」とあいさつ。休校や児童生徒の受け入れに関する説明と、実際に子どもの受け入れを始めた自治体による事例発表を行った。

日高川町では学童保育を午前8時から午後6時まで受け付け。どうしても子どもを預けなくてはならない保護者については学校と相談し、どのように対応するかを協議した上で、6時限目の時間まで学童保育と連携して受け入れることにした。受け入れ初日の2日には1校に3人が訪れたという。

一方で受け入れにあたり、子どもたちが何十人も集まってしまった場合や、感染予防のために受け入れ枠を設けること、学校での預かり時間の設定などについて意見が寄せられた。

各地の教育長が居場所づくりに向け考えた

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