集配センター開設 産直市場が県内4カ所目

「産直市場よってって」を運営する㈱プラス(和歌山県田辺市、野田正史代表取締役)は1日、紀の川市打田に「紀の川集配センター」を開設した。

同センターは県内4カ所目で敷地面積は約5067平方㍍、構内面積は約1000平方㍍。

生産者との関係強化や商品力の強化・支援をして物流改革を行う。集荷時間を指定し、生産者の出荷時に社員が立ち会うことでコミュニケーションを向上させ、農産物についての情報共有を図る。

集荷時間を夕方に切り替え、市場出荷に近い時間帯とすることで生産者の負担軽減と作業効率を向上させることも可能になるという。

同店は大阪や奈良地域を含めて25店舗を展開。拠点となる集配センターは各店舗のほぼ中心に位置することから、当日出荷した農産物を翌日の開店までに配送できる。鮮度の良い状態で消費者に提供し、劣化によるロスも減少する。また同市の生産者を新規に勧誘し、地元生産者の所得向上と商品力の強化を図る。

将来的にはセンター内で袋詰めなどを行い、生産者の作業負担を軽減し生産活動に集中できるように支援する方向だ。

同社の松場宏明商品グループマネージャーは「地域の農家さんにとって農業に注力できる環境になっている。消費者には、新鮮な状態の旬の産物をぜひ食べてほしい」と話している。

開設された集配センター

開設された集配センター

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