海をおいしく味わおう 恒例の「丼まつり」

地元の新鮮な海産物を販売する和歌山県和歌山市新和歌浦の「和歌浦漁港おっとっと広場」は、29日と5月2~6日、毎年恒例の「丼まつり」を開催する。新鮮な食材の食べ方の提案や地域活性化のために開かれ、ことしで8回目。4月初旬にリニューアルオープンしたばかりの施設で、30種類以上のメニューを販売する。

新メニューは、器から飛び出たタチウオの天ぷらが目を引く「たちうおはみ出し天丼」(税込み800円)、県産の海産物がたっぷりの「海鮮こぼれ丼」(同800円)、雑賀崎の特産である足赤えびを使った「足赤えび天丼」、和歌浦産しらすとトロロ芋、明太子を温かいご飯に乗せた「とろめんたい丼」(同400円)など13種類。

新鮮な県産海産物を使ったメニューぞろいで、しらす丼や海鮮丼といった定番をさまざまな食材との組み合わせ、新しい食べ方でアレンジして提供している。

たこ焼きの生地でしらすを焼き上げ、しょうゆだれで食べる「きじ焼しらす」や肉うどんなど、生の魚介類が苦手な人が楽しめるメニューも並ぶ。

今回は、改装により館内の飲食ブースが広くなっている他、新型コロナウイルス感染症予防のため、屋外のブースも拡大し、座席の間隔を広げてゆったりと楽しめるよう工夫するとしている。

澤口雄正館長は「最近はいろいろと自粛続き。お昼を食べたついでに漁港を散歩して、気分転換をしてもらいたい。魚が苦手な人や、子どもにも食べやすいメニューをそろえているので、味わってもらえたら」と話している。

午前10時から午後2時までだが、売り切れ次第終了。問い合わせは同所(℡073・446・3308)。

新メニューの(左から)とろめんたい丼、海鮮こぼれ丼、たちうおはみ出し天丼

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