教育の相互発展目指し 和大が堺市と協定

和歌山大学と大阪府の堺市教育委員会は、教育、研究に関する包括連携協定を締結した。協定を通し、同市と同大学では学生によるボランティア活動や教育課題に対する調査研究などに連携して取り組み、双方における教育の充実、発展を目指していく。

同大学ではこれまでに和歌山県教育委員会をはじめ、和歌山市教委、岸和田市、岬町、泉佐野市など泉南地区にある各市町、泉大津市教委などとも協定を締結。学生が小中学校で指導を補助する教育ボランティア活動や、各地域の教職員と連携した学校現場の課題解決研究などの活動に取り組んでいる。

堺市との協定では、学校教育活動及び教職員の資質向上に関すること▽学校現場のニーズを踏まえて学生によるボランティア活動に関すること▽教育上の諸問題に係る調査及び研究の実施に関すること▽その他必要と認めたこと―の4項目を中心に双方が協力することで締結。学校現場での教育活動や教職員の資質向上、教育課題への対応を協力して行うことで、同市の教育充実と同大学の研究発展につながるとしている。締結式では、伊東千尋学長と中谷省三市教育長が協定書にサインした。

今後は同市と同大学の教育、研究の充実と発展に向け、具体的な取り組みを進めていくという。

協定書を手に伊東学長㊧と中谷教育長(和歌山大学提供)

協定書を手に伊東学長㊧と中谷教育長(和歌山大学提供)

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