物流倉庫を新設へ サザンと橋本市が協定締結

貨物運送や倉庫業などを手掛ける㈱サザン(岩出市根来)は、橋本市の工業団地「紀北橋本エコヒルズ」に物流倉庫を新設する。操業開始は来年2月を予定しており、今月13日には同市役所で進出協定調印式が行われ、岡嶋眞一社長と平木哲朗市長が協定書に調印した。

同社は貨物運送事業を行っており、近畿地方を中心にコンビニエンスストアやスーパーなどへの近距離、中距離輸送を得意としている。物流サービスの効率化や店舗間輸送の中継拠点確保などを目的に物流倉庫を新設する。同市への進出は京奈和自動車道の延伸による交通アクセスの向上や内陸部のため津波などの災害リスクが低いと考えられることなどが理由という。

物流倉庫の名称は「SAZAN,Logistics(サザン ロジスティクス)」。土地や建物などに5億1000万円を投資し、新たに地元から72人を雇用する予定という。敷地面積は1万153・75平方㍍、延べ床面積は2970平方㍍。紀北橋本エコヒルズは同市と南海電鉄㈱、都市再生機構(UR)が開発した工業団地で、製造業を中心に㈱サザンを含む33社が進出しており、すでに26社が操業を開始している。

協定書を手にする岡嶋社長㊨と平木市長(橋本市提供)

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