10代女性の感染確認 4度目の検査で陽性に

和歌山県は21日、岩出保健所管内在住の10代女性が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。女性は医療機関に入院しており、病状は安定しているという。県内の感染者は累計46人となった。

県によると、女性はすでに感染が発表されている紀の川市立打田中学校の男性教員の長女。8日に濃厚接触者として検体を採取し、ウイルス検査を行った際は陰性だったが、14日以降、せきや全身の倦怠感、発熱などが現れた。15、18日も検体を採取しウイルス検査を行ったところ陰性と判断されたが、20日に4度目の検体採取を行いウイルス検査を行ったところ陽性が判明。CT検査の結果、肺炎像も確認された。

県は同居家族1人や女性が19日に医療機関を受診した際に付き添った親せき2人について経過観察をしている。仁坂吉伸知事は21日午前に県庁で記者会見し、女性について「慎重に注意深く調査してきた」とし、「(新型コロナウイルスは)とてもしぶとい。経過観察を厳重にやらなければいけない」と述べた。

県内は感染者のうち21人がすでに退院し、うち16人が社会復帰し、5人は健康観察中となっている。

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