コロナ対策予算案を審議 臨時県議会が開会

和歌山県議会4月臨時会が22日、開会し、県当局は新型コロナウイルスの感染拡大で売上減少などに見舞われた県内事業者への支援などを盛り込んだ総額113億9280万2000円の2020年度一般会計補正予算案など計4件を上程した。補正後の一般会計は6021億127万3000円となる。

仁坂吉伸知事は提案理由の説明で、早期発見、早期隔離、感染者の行動履歴の徹底した追跡などの対策に取り組んでいることを報告した。

県経済への影響については「県独自の金融支援を行ってきたが、感染拡大による経済活動の急速な縮小に伴い、打撃が一層深刻になってきた」とし、県中小企業融資制度の融資枠拡大や、売上が急減した事業者が実質無利子・無担保で県融資制度を利用できるようにするなどの支援策を説明し、「事業の継続を強力に支援していく」と強調。「今回の感染症との戦いは長期戦の覚悟が必要。これからも最大限の緊張感を持ってこの非常事態に立ち向かい、県民の命と暮らしを守り抜くため、オール和歌山で取り組んでいく」と述べた。

会期は22、23日の2日間。23日に質疑や採決が行われる。

緊急経済対策の補正予算案が上程された臨時県議会

緊急経済対策の補正予算案が上程された臨時県議会

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