4歳で英検3級合格 和歌山市澁谷実玖ちゃん

和歌山県和歌山市の幼稚園児、澁谷実玖ちゃん(5)が3月に行われた英語検定に合格し、中学卒業レベルに相当する3級を取得した。受検当時、実玖ちゃんは4歳。物心ついた頃から本が好きで、読み書きの勉強とともに英語の本も読んできた。筆記と面接の試験については「緊張しなかった!」と元気に答えた。

実玖ちゃんが英語にふれたのは0歳の頃。なんとなくでも覚えてくれたらと思った両親が英会話のビデオを流しているうちに興味を持ち、英語の絵本を読むようになったという。

2歳ごろから本格的に読み書きを練習し、3歳の時に英検5級を受検。英語の読み書きはできるが、マークシートの塗り方や40分の筆記試験を静かに受検できるかなど、実玖ちゃんを見守る周囲の心配は大きかったが見事合格し、4歳で4級にも合格した。

3級では英作文を含む筆記試験と面接の試験を行う。勉強は、日常の学習が中心。週2回通う塾で課題に取り組み、自宅では好きな本をゆっくり読む。英検対策の問題集は受検の直前に取り組んだ。実玖ちゃんが通う公文式教室の住岡まことさんは「自律して、自主的に学んでくれている。努力を積み重ねているのでは」と話す。

英語の他にも、小学1年生レベルの漢字検定10級や小学校低学年レベルの算数検定11級にも合格。それでも言葉を学ぶのが好きで、英語の他にもドイツ語や世界中の言語を知りたいという。

最近は細菌や免疫といった分野に興味津々。図鑑や野口英世の伝記、医者が登場する物語をたくさん読んでいる。

現在は新型コロナウイルスの影響で塾や幼稚園になかなか行けない日々が続いているが、英検準2級の合格に向けて勉強中。実玖ちゃんは「英語は読むのも書くのも話すのも楽しい。将来は薬剤師にもなりたいし、プリキュアも作りたいし、やりたいことがいっぱいある」と笑顔で話している。

 

英語のテキストに取り組む実玖ちゃん

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧