WAKAYAMA NEWS HARBOR
和歌山さんぽみちプロジェクト

地域の魅力発信、新たに17地域で

前号では、やむを得ない理由で県外ナンバーの車両を県内で使用する方々へ、県民の不安軽減や、あおり運転などから自らを守るための「在住」ステッカーの簡単な作り方について取り上げた。ステッカーをプレゼントした知人は早速取り付けて走行しているという。
新型コロナウイルスの影響で、ナンバープレートに記載の地域名による悲しい話題が多いが、全国では11日から新たに17の地域で、自動車検査登録事務所の設置地域によらない独自の地域名のナンバーを交付する「ご当地ナンバー」が追加された。
1000円以上の寄付をすれば、地域の歴史や風景、特産品などが描かれた図柄入りのプレートが交付される。国土交通省は「つけて走って広げよう、地域の魅力!」と題したスローガンで普及拡大を進めている。
新たに追加された地域は、知床、苫小牧、弘前、白河、松戸、市川、船橋、市原、江東、葛飾、板橋、上越、伊勢志摩、四日市、飛鳥、出雲、高松。例えば「飛鳥」ナンバーは奈良県橿原市、三宅町、田原本町、高取町、明日香村が対象地域。プレートには、南の守護神を示す「朱雀」が描かれ、羽ばたくさまは地域のさらなる飛躍への思いが込められているという。
「伊勢志摩」ナンバーは伊勢神宮の鳥居と志摩半島、「四日市」は美しい工場夜景で知られるコンビナートが描かれ、いずれも地域の魅力を発信する広告塔としての役割が期待できそう。
ナンバープレートに記載の地域名が広告塔となり、全国各地でその魅力を気持ちよく発信できる日が早く来ることを願いたい。
(次田尚弘/和歌山市)