動物園に子どもの姿 和歌山城の各施設が再開
新型コロナウイルス感染症により休館となっていた和歌山城の施設が22日から再開した。
開館したのは天守閣、お天守茶屋、茶室紅松庵、動物園、わかやま歴史館展示室。動物のふれあいなど一部利用制限がある施設もある。
動物園では1カ月ぶりの動物たちに柵から身を乗り出し、「おはよう!」と話し掛ける子どもたちやゆっくりと園内を回る人たちの姿があった。入り口には入園時のアルコール消毒や休園が続いたことに伴う動物への配慮を呼び掛ける注意書きが掲示された。子どもと一緒に堀止から訪れた女性(32)は「博物館が再開したので、動物園もそろそろかな、と思って来ました。動物たちも元気で、子どももうれしそうで良かったです」と話していた。
天守閣では、久しぶりに展示室を歩く人々の姿が見られた。同市六十谷の女性(71)は「数日前に来た時はまだ閉まっていて、きょうは開いていたので久々に入りました。天守閣自体上るのは10年ぶりくらいなので、懐かしい感じがします」と話していた。
市では26日に加太の青少年国際交流センターも再開予定。いずれも発熱やかぜの症状がある人や県外からの来場自粛、マスク着用などを引き続き呼び掛けている。
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