ドライブスルー図書貸し出し 海南ノビノス

新型コロナウイルス感染症の影響で開館が延期となっている和歌山県海南市日方の複合施設海南nobinos(ノビノス)は、「いま、nobinosにできること」としてさまざまな取り組みを行っている。

現在はドライブスルーによる本の貸し出し、オリジナル缶バッジ作り、店舗用の無料ポスター作り、保育士による電話子育て相談などを実施。図書館、ホール、カフェ、託児所などさまざまな機能を持つ同所の特性を生かし、「開館を待つ人にできることを」と5月からサービスを展開している。

缶バッジ作りはデザインを募り、ノビノスに郵送してもらい、缶バッジを完成させてプレゼントするとともに館内にも飾られる。また大判プリンターを利用して「お持ち帰りできます」「感染予防対策実施中」などのポスターを作ることもできる。

20日から始まったドライブスルー貸し出しは、車や自転車、徒歩で同館を訪れ、好きなテーマを選ぶと司書が選んだ袋入りの3冊が借りられる。初日には55袋が貸し出され、想定以上の人が訪れたという。今後は貸し出しテーマを見直し、また新しいジャンルやテーマの本も貸し出していきたいとしている。

住本和美館長は「今は安全に開館するための準備が必要。同時に今できることを考えてサービスを始めた。楽しみしてくれている人には、もう少しだけ開館を待ってもらいたい」と話していた。

ノビノスの情報はホームページやフェイスブック、ツイッターから。

駐車場で本が借りられるドライブスルー貸し出し

駐車場で本が借りられるドライブスルー貸し出し

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