福祉現場にマスク 和市への寄贈分30施設に
和歌山県和歌山市は、新型コロナウイルス感染防止対策で企業などから寄贈されたマスクを、市老人福祉施設協議会(中谷幸子会長)を通じて市内30カ所の高齢者施設に配布した。25日には中谷会長が北野の社会福祉法人喜成会を訪れ、向井博子施設長にマスクを手渡した。
各施設に配られたのは、大和ハウス工業㈱和歌山支店が寄贈した5000枚、JAわかやま女性会が寄贈した2000枚の計7000枚。同協議会の理事らが各施設に届けた。
喜成会は、特別養護老人ホームなど本部の入居者が約120人、職員約70人が勤務。検温や消毒の徹底、入居者と家族の面会はウェブを通して行うなどの感染防止対策に取り組んでいる。職員はマスクの着用が不可欠だが、不足状態が長く続き、確保に苦労してきたという。
中谷会長からマスクを受け取った向井施設長は「貴重なマスクを頂き感謝している。まだまだ必要であり、皆さんが本当に喜ぶと思う」と話していた。
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