文化財ホテルを守る 県がクラファン認定

和歌山県は、クラウドファンディングを活用した県内事業者の取り組みを支援する事業で、串本町の㈱一樹の蔭(博多敏希代表取締役)、we㈱(松岡庸一郎代表取締役)のプロジェクト「コロナショックで予約ゼロに…登録有形文化財の古民家ホテルを守りたい」を支援対象に認定した。

一樹の蔭は同町串本の「NIPPONIA HOTEL(ニッポニア・ホテル)串本 熊野海道」の事業を展開し、weは運営管理を受託している。

同ホテルは築145年の古民家を2年かけてリノベーションし、昨年7月にオープンしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンセルが相次ぎ、5月の売り上げはほぼゼロとなり、存続が危ぶまれている。

同プロジェクトはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で6月28日まで受け付け、目標金額は300万円となっている。

認定したプロジェクトに対し、県は県内金融機関や支援機関と連携し、実現に向けた支援を行い、その後の事業展開も後押しする。

存続の危機にある古民家ホテル(クラウドファンディングサイトより)

存続の危機にある古民家ホテル(クラウドファンディングサイトより)

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