ネコのふん尿被害相次ぐ 鳴神地区で住民悲鳴

和歌山県和歌山市の鳴神地区で、住民から野良ネコのふん尿被害を訴える声が相次いでいる。

数年前から同地区の鳴神児童公園や鳴神社周辺で、高齢住民が野良ネコに餌を与える行為が頻発し、ふん尿被害が多発。近隣への悪臭や、増えた野良ネコが民家の庭を荒らすなど数多くの被害があるという。

周辺には「野良猫が増えて困っています」「不妊去勢手術を実施していないネコへの給餌は、条例で禁止されています」といった市の看板が立つ。

住民によると保健所や警察などの指導により、一時と比べると被害は少なくなったものの、地域の人たちを困らせている。

近隣からは「臭いがひどくてつらい。早く改善されてほしい」、「ネコが公園の滑り台にたまっていて子どもが遊べなかったこともある」などの声が聞かれた。

県の条例では、自身が飼うネコ以外への繰り返しの餌やりは、周辺住民への説明に努めること、排せつ場(トイレ)を設置し、ふん尿を適正に処理すること――などを定めている。

 

ネコのふん尿被害の苦情が寄せられている公園

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