県経済の再生に全力 議会開会で仁坂知事決意

和歌山県議会6月定例会が9日開会し、県当局は本年度一般会計補正予算案など計11件を上程した。

補正予算案は総額7億1005万1000円を増額。補正後の総額は6066億2260万8000円となる。県民対象の県内宿泊プランなどを造成・販売する県内宿泊事業者などを支援する「県民リフレッシュプラン販売促進」に3億5000万円、新型コロナの流行期に帰国者・接触者外来を医師会に追加設置する

費用として5565万円などを計上している。

仁坂吉伸知事は提案理由説明で「壊滅的な打撃を受けている観光産業の早期回復を図るため、収束状況に応じて県内、国内、海外へと対象地域を段階的に拡大しながら、国の経済対策と連携した各種施策を展開することで県内への観光客を取り戻すとともに、さらなる誘客拡大につなげることができるよう取り組みを進めていく」と強調。 また、政府が追加支援策を盛り込んだ本年度第2次補正予算を閣議決定したことにふれ「スピード感をもって必要な対策を果敢に講じ、感染防止対策と県経済の再生に全力で取り組んでいく」と述べた。

6月定例会は26日までの18日間。一般質問は17~19日と22日に予定している。

観光産業への支援に言及する仁坂知事

観光産業への支援に言及する仁坂知事

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