WAKAYAMA NEWS HARBOR
和歌山さんぽみちプロジェクト

いよいよ明日、運航再開

前号では、有楽町にある「わかやま紀州館」の店頭で販売されていた、特産品と紀州漆器のコラボ商品の話題を取り上げた。
新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けている観光業。羽田空港から各地を結ぶ航空便はいまだ多くの路線で欠航が続き、南紀白浜便も例外ではない。首都圏と和歌山を容易に移動できる唯一の移動手段は、観光業に限らずビジネスにおいても大切な存在。
一日も早い運航再開を願う声が多いなか、いよいよ明日から一日1往復のみであるが定期便の運航が再開。先月18日から約1カ月ぶりとなる。
再開されるのは羽田空港を午前10時25分に出発するJAL215便と、南紀白浜空港を午後0時10分に出発するJAL214便で、95人乗りのエンブラエル190型機による運航。一日1往復、小さな機材での再開であるが首都圏とのつながりの復活は心強い。
この路線に大型機材が導入されたという話題は記憶に新しい。現在は欠航中だが、羽田空港を午前7時25分に出発するJAL213便、午後4時40分に出発するJAL219便、南紀白浜空港を午前9時20分に出発するJAL212便、午後6時35分に出発するJAL218便はボーイング737―800型機による運航で、座席数は165席と215便や214便と比べて大きな機体。これは、県と空港周辺の6自治体、南紀白浜エアポートが日本航空への要望書提出により、昨年10月27日から実現したもの。
羽田空港の係員によると、来月以降は元の運用に戻るという。夏のシーズン、白浜に活気が戻ってほしい。
(次田尚弘/東京大田区)