中家、中西氏の一騎打ちへ JA全中会長選
任期満了に伴う全国農業協同組合中央会(JA全中)の会長選挙の立候補受け付けが締め切られ、現職でJA和歌山中央会の中家徹会長(70)とJA徳島中央会の中西庄次郎会長(69)による一騎打ちとなることが決まった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が落ち込んでいる農畜産物の消費推進や、農業生産基盤の強化策などを巡って論戦が行われるとみられている。
18日に東京都内で所信説明会が開かれ、両氏が支持を訴える。投票は、全国各地域の単位農協の組合長ら代議員(定数253人)が郵送で行い、7月3日に新会長を内定し、8月20日のJA全中通常総会で正式に決定する。任期は3年。
中家氏は、2004年にJA紀南代表理事組合長に就任し、JA和歌山中央会・連合会副会長などを経て12年6月から同会長。14年8月から1年間、JA全中副会長を務めた。全中会長選への挑戦は、15年に接戦の末に敗れたが、17年に2回目の挑戦で当選している。
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