災害時も役立つ「火育」 和歌山野外塾の活動

和歌山野外塾(福島敏代表)は、キャンプなどの自然体験活動を通して、子どもから大人まで、災害時にも役立つ学びを伝える活動をしている。

心の中にある冒険心や好奇心を、キャンプ生活や自然観察、遊びの中から学び、自立心や積極性、協調性といった自己肯定感、リーダーシップなどを身に付けることに取り組んでいる。

フクちゃんこと福島代表は、JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー、NEALリーダー(自然体験活動指導者)、PLTファシリテーター、防火管理者、調理師などの資格を持ち、特に火を扱うことでその力や恵みを体験する「火育」に力を入れている。

火を扱ったことがない子どもや大人が増え、大人は子どもに火は危ないものと教えがちだが、火は本来、人間の生活に必要不可欠なものであるため、災害時などに火をおこせる大人が少ないことに危機感を感じているという。 安全な火のおこし方と扱い方、火を使った調理などを通して火に親しみ、理解する体験は、子どもたちの豊かな心を育み、生きる力を高めると考えている。

福島代表は「生きていく中で、火は明かりや調理に使え、癒やしにもなる。ロープワークはテント張りや避難所での仕切り作りなどに役立ち、覚えておくと便利」と話している。

問い合わせは(℡090・6421・0219)。

 

火をおこす福島代表

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧