特殊詐欺の知識深める 第一生命が岩出で研修

第一生命和歌山支社(和歌山県和歌山市六番丁、入山秀峰支社長)は22日、岩出市西野の岩出営業オフィスで県警特殊詐欺被害防止アドバイザーの林昭吾さんを講師に迎え、特殊詐欺防止の特別研修を行った。

同支社は創立90年を迎え、地域貢献の一環として新型コロナウイルス感染拡大防止のためのマスク寄贈など、さまざまな取り組みを実施している。この日の研修には13人が参加。今後の通常の営業再開に向けて特殊詐欺について知識を深め、契約者が被害に遭わないよう注意喚起を促す目的で行われた。

林さんは、ことし5月末時点で県内12件、6527万円の振り込め詐欺などの特殊詐欺被害が発生し、うち岩出署管内で1件の被害があったと紹介。また新型コロナウイルス関連や定額給付金などの還付金詐欺が発生し、うち7~8割の被害者が65歳以上の女性であることなど現況を話した。

同オフィス長の福馬吉瞭さんは「詐欺未遂までは県警でも完全な把握は難しいと思われるので、職員たちが契約者の皆さんを訪問して、いろいろな状況を聞く中で被害に遭いそうな場合には、県警に情報提供の協力もできます。犯罪を未然に防げるよう、お手伝いができれば」と話した。

24日にも同様の研修が実施される。

アドバイザーの説明を聞く職員

アドバイザーの説明を聞く職員

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