消毒液を和歌山市に 紀州ライフ社、なるコミ

訪問看護事業を手掛ける㈱紀州ライフコーディネートサービス(和歌山県和歌山市冬野、寺本千秋代表取締役)と、地域住民の健康増進や交流活動に取り組むNPO法人健康とコミュニティを支援するなるコミ(同市鳴神、宇都宮越子代表理事)は26日、新型コロナウイルス感染防止対策に欠かせない手指消毒用エタノール液600本を市に寄贈した。

両団体は、新型コロナ対策が今後も長期にわたって必要な状況から、今回の寄贈を決めた。1本500㍉㍑入りのアルコール濃度75%のジェルで、香料入りと無香料の2タイプを用意。市内の子ども食堂、児童館、保育所・認定こども園、支所・連絡所などに配布される。

市役所市長室で寄贈式が行われ、尾花正啓市長は「アルコール消毒液はまだ足りない状況が続いている。必要としている場所がたくさんあり、大変ありがたい」と述べ、寺本代表取締役と宇都宮代表理事に感謝状を手渡した。

宇都宮代表理事は、アルコール濃度の低いものなど粗悪な消毒液も出回っている現状にふれ、「子どもたちも使うので、安全なものを用意したかった」と述べ、寺本代表取締役は「さまざまな活動が再開していく中、いいタイミングで寄贈できてうれしい」と話していた。

尾花市長㊧に消毒液を手渡す寺本代表取締役㊥、宇都宮代表理事

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