那賀病院に庭園を寄贈 ヒロガーデニング

ガーデニングを手掛ける㈱ヒロガーデニング(岩出スタジオ=和歌山県岩出市大町、紀の川スタジオ=紀の川市尾崎、田邑嘉浩代表取締役)が同市打田の公立那賀病院で制作していた庭園が完成した。

同社が病院に寄贈を申し出た。庭は「HIKARI no NIWA」と命名。降り注ぐ光と穏やかにあふれる水、そこに生きる緑の生命力が表現された彩り豊かな輝く空間を演出している。広さは約70平方㍍。見る方向によって全ての窓から違った顔を見せるよう計算してデザインをしている。

シダ植物やこけなどを植栽。大人には懐かしさや落ち着きを、子どもには庭を見る楽しさを感じてもらう。

国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の17項目にちなんだ色を使用。新型コロナウイルス感染症対応の最前線にいる医療や福祉従事者への感謝、持続可能な社会への思いも込めた。

8日に同院で行われた寄贈式では、同社の田邑代表取締役と広報担当の中村友彦さん、同院管理者の中村愼司紀の川市長、副管理者の中芝正幸岩出市長らが出席。

田邑代表が中村市長に目録を手渡し、「非日常空間だと思う。足を止めて見てもらい、少しでもホッとしてもらえたらうれしい」と話した。中村市長は「心穏やかに過ごせる庭を造っていただいた」と感謝した。

 

田邑代表㊧から説明を受ける中芝岩出市長㊥と中村紀の川市長

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧