全市民に商品券配布など 和市のコロナ対策

和歌山市は10日、新型コロナウイルス感染症対策の新たな事業費として23億7196万円の2020年度一般会計補正予算案を発表した。市内の事業所で使用できる商品券3000円分を全市民に配布する事業や、中止が決まった「和歌山ジャズマラソン」の代替イベントをオンライン開催する事業などが盛り込まれている。13日に開会する臨時市議会に提出する。

今回の補正予算案の事業は、大半が、新型コロナ緊急経済対策のための国の第2次補正予算を財源として行うもの。

「オンライン和歌山ジャズマラソン」は、大会開催予定だった11月に、専用アプリを使った走行距離測定でマラソンに参加するイベントを行う。事業費は365万8000円。

商品券事業は、事前に登録した市内事業者で使用できる「地域ささえ愛チケット」3000円分を全市民に配布するもので、12億8302万2000円を計上している。

その他の主な事業では、地方移住を検討する人が増加傾向にあることから、移住に特化したホームページの作成や、移住フェアなどの開催の拡充に627万円を計上。市内のタクシー事業者に対し、感染拡大防止策への奨励金として1台あたり1万円、計857万円を交付する。

 

昨年の和歌山ジャズマラソン

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