子どもたちの学びの確保に全力 学生支援緊急給付金を2次募集

浮島 智子

 今月5日、東京を久しぶりに離れ、和歌山に戻ってまいりました。初めに驚いたのは南海和歌山市駅の変わりようでした。新型コロナウイルスの影響で開業が延期されていました市街地再開発事業の「キーノ和歌山」が6月5日にオープン、その中の「和歌山市民図書館」も視察させていただきました。子どもたち、学生たちもたくさん本にふれ勉強していまして、素晴らしい場でした。市民図書館は国内在住の方は誰でも利用できますので、ぜひ有意義にご活用ください。まさしく「紀の国」の玄関口として「新しい扉を開く鍵(キー)」となる願いをこめて命名されたキーノ和歌山でした。
 その後、和歌山放送での「てっきゅう先生のサタデーナイト」の収録を行ってまいりました。後半の放送は、今週7月18日(土)午後8時30分から和歌山放送ラジオで放送されますので、ぜひお聴きいただけましたら幸いです。
 先月19日、和歌山にうれしい情報が飛び込んできました。文化庁が認定する日本遺産に新たに2件が登録され、県内で日本遺産に認定されたストーリーはこれで7件となりました。認定されましたのは、和歌山市から奈良県に連なる和泉山脈の「『城修験』―里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」と、「女性とともに今に息づく女人高野~時を超え、時に合わせて見守り続ける癒しの聖地~」の2件です。国内外へもどんどん発信し、地域の活性化を図っていきたいものです。
 さて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経済的に困窮する学生に1人当たり10万円または20万円を支給する「学生支援緊急給付金」につきましては、前回も書かせていただきましたが、その後、今月3日、第2次募集を始めることとなりました。これは、第1次募集に申請し要件を満たしていたものの、各学校への配分額の枠から漏れたために保留となっていた学生と、第1次募集に申請が間に合わなかった学生への支給を行います。今回、学校ごとの配分額を超える申請があった場合でも、文科省は「要件に合致する学生などが支援を受けられないといった事態が生じないよう、その支援に万全を期す」と発表しています。私は、申請方法に若者が活用している「LINE」を導入できないかをLINE社とも話し、その活用が決まりました。そして閣議決定された10日後には第1号の給付金が確認できました。
 「9月入学」問題につきましても、前回で書かせていただきました後、6月1日に安倍晋三首相に「9月入学導入を見送るよう求める提言書」を提出、首相からは「拙速に行うことはない」と。今は目の前にいる子どもたちの学びの確保に全力を尽くさねばなりません。
 また、文化芸術・スポーツの灯を消してはならないとの強い決意で頑張っています文化芸術支援につきましては、今月6日、文化庁より、文化芸術活動の継続支援事業について、募集案件をはじめとする公募案内が発出されました。詳細は、文化庁ホームページ(https://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/kobo/20200706.html)をご覧ください。なお、「スポーツ事業継続支援補助金」については、スポーツ庁ホームページ(https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/detail/jsa_00008.html)をご覧ください。
 これからも、どこまでも現場第一に徹し、全力を尽くしてまいります。

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