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熱あれば出勤控えて　感染拡大防止へ呼び掛け

仁坂吉伸知事は１４日、和歌山県庁での定例記者会見の中で、新型コロナウイルスの新規感染者が県内で連日確認されていることについて「熱などの症状があるのに仕事に行ったケースがある。今は危険。やめてもらいたい」と呼び掛けた。また、県民や事業者に対して行動や営業の自粛を呼び掛けるかどうかについては「今のところ自粛をお願いするつもりはない。そんな状況ではない」と現時点では否定的な考えを示した。

東京都で連日３桁の新規感染者が確認されている中、政府が２２日から開始を予定している観光振興キャンペーン「ＧｏＴｏ　Ｔｒａｖｅｌキャンペーン」により県内を訪れる人が増える可能性があることについては「われわれは生きていかないといけない。稼がないといけない。不安はあるが心配してリスクがあるから来るなと言っていると（和歌山が）自滅してしまう」と述べた。

また、１５日から感染防止と早期発見のため、県職員一人ひとりが出勤前に体温を測り、結果を上司に報告するよう徹底していく考えを示した。