向陽が逆転勝利 怒涛の攻めで近大新宮下す

1回戦・第2試合

向陽 0 0 0 0 0 2 0 0 4 6
近大新宮 0 0 0 3 1 0 0 0 0 4

 

1日目

新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった第102回全国高校野球選手権大会に代わる和歌山県独自大会「2020 夏 高校野球和歌山大会」が18日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で開幕した。初日は1回戦3試合が行われ、第2試合では向陽が近大新宮に6―4で勝利した。

大会は39校が出場し、トーナメント制で行われる。この日は第1試合の前に開始式があり、県高野連の愛須貴志会長がメッセージを読み上げた他、南部龍神の高垣公彰主将が選手宣誓を行った。

愛須会長は「全ての人に感謝し、心から高校野球を楽しんでください。紀三井寺から和歌山に感動を伝えましょう」と呼び掛けた。高垣主将は「今紀三井寺に立っていることに幸せを感じ感謝している。明日への夢や感動を与えられるよう最後まで諦めず全力プレーをし正々堂々と戦うことを誓います」と宣誓した。開幕試合は南部龍神が6―3で耐久を下した。

 

第1試合

南部龍神 0 0 0 0 0 2 1 3 0 6
耐久 2 0 0 0 0 0 1 0 0 3

〔南〕玉垣―松田〔耐〕坂口、三橋―濵野▽2塁打=酒井、細川、玉垣(南)▽藤田、小島(耐)

第2試合、向陽は4点を追う6回表、死球や相手の失策などで好機をつくり、7番・山﨑、1番・秋山の適時打で2点を返した。9回表は2死から1点差に迫り、途中出場の松井の2点適時打で逆転した。

投手陣はエースの浦が中盤に崩れ4点を失った後、後を受けた山﨑、田中が粘り強い投球を見せ、相手に追加点を許さなかった。内外野も再三の好プレーで投手陣を盛り立てた。

向陽の山本慎監督は「川口投手の低めのスライダーを逆方向に打てと指示した。よくバットが振れていた。守備は3年生を中心によく守ってくれた。普段見たことがない好プレーを見せてくれた」と笑顔で振り返っていた。

 

土壇場で試合をひっくり返した向陽

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧